予防接種の接種時期
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感染症ごとに罹患しやすい年齢及び流行期間があります。
それまでにワクチンの接種を健康な時期を選んで完了しておくことが大切です。
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定期予防接種
取扱医療機関でうける個別接種 |
接 種 |
対象年齢 |
標準的な接種年齢 |
方法(皮下注射) |
DPT
ジフテリア
百日せき
破傷風
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1期 |
初回 |
1回 |
3か月〜7歳6か月 |
3か月〜1歳 |
3〜8週間隔で3回接種する。 |
2回 |
3回 |
追加 |
11か月〜7歳6か月
(一期初回接種(3回)終了後、6ヶ月以上の間隔をおく) |
1期初回(3回)終了後1年〜1年6か月後 |
1回接種する。 |
2期(DT)
ジフテリア
・破傷風 |
11・12歳 |
小学6年生 |
1回接種する。 |
MR
麻しん
風しん |
1 期 |
12か月〜24か月(注1) |
12か月〜24か月 |
1回接種する。 |
2 期 |
5歳〜7歳未満 (注1)
小学校就学前の1年間にあるかた
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幼稚園の年長児 |
1回接種する。 |
麻しん |
1歳〜7歳6か月
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1歳〜2歳未満 |
1回接種する。 |
風しん |
1歳〜7歳6か月 |
1歳〜3歳未満 |
1回接種する。
(注2) |
日本脳炎
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1期 |
初回 |
1回 |
6か月〜7歳6か月 |
3歳 |
1〜4週間隔で2回接種する。(注3) |
2回 |
追 加 |
1歳6か月〜7歳6か月
(1期初回接種(2回)終了後概ね1年おく) |
4歳 |
1回接種する。(注3) |
2 期 |
9〜13歳未満 |
小学4年生 |
1回接種する。(注3) |
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(注1)
(1) |
麻しんまたは風しん単抗原ワクチンのどちらか一方でも接種したことがある方 |
(2) |
これまでに麻しんまたは風しんのどちらか一方でもかかったことがある方 |
についても、国の制度が改正され、平成18年6月2日より、第2期の接種年齢にあたるかたで(1)に該当するかたは麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)(※)の、(2)に該当するかたはかかっていない方の単抗原ワクチンの予防接種を受けられることになりました。 ※特に保護者からの希望があれば、MRワクチンのかわりに単抗原ワクチンの接種も可能です。
(注2)
幼j児について行う風疹の予防接種は、麻疹の接種のあとに行う。
(注3)
大阪市では、厚生労働省の勧告(平成17年5月30日付け)を受けて、現在日本脳炎の予防接種を原則として差し控えています。
ただし、日本脳炎の流行地域(東アジア・東南アジア・南アジア)へ長期間渡航する方、蚊に刺されやすい環境にある方など、日本脳炎に感染するおそれが高く、本人又は保護者が特に希望する場合には、今回の措置と日本脳炎ワクチンの効果および副反応について医師から説明を受け、同意書に署名した上で、現行の日本脳炎ワクチンの接種を受けることは差し支えありません。 |
定期予防接種
港保健センターでうける集団接種 |
対象年齢 |
標準的な接種年齢 |
接種方法 |
BCG(1回) |
生後6ヵ月未満の乳児に対し、ツ反検査を省略したBCGの直接接種。
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ハンコ注射 |
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任意予防接種 |
対象年齢 |
インフルエンザ(注1) |
全年齢
特に、保育所、幼稚園、小学校、中学校の児童生徒、高齢者 |
おたふくかぜ |
1歳以上の未罹患者 |
水 痘 |
1歳以上の未罹患者 |
B型肝炎 |
(1)母子垂直感染防止(注2) HBs抗原陽性の妊婦より生まれた新生児
(2)ハイリスク者 医療従事者、腎透析を受けている者など |
A型肝炎 |
16歳以上。2〜4週間隔で2回。6〜12ヵ月後に追加接種。 |
コレラ |
通常1歳以上。皮下注射で2回。1回目の後5〜7日後に2回目を接種。 |
黄 熱 |
生後9ヶ月以上。渡航国により黄熱予防接種証明書を要求される。
出発の1ヶ月以上前に受けて下さい。 |
狂犬病 |
外国の狂犬病常在地への旅行及び滞在者、狂犬病ウイルスと接触する機会の多い者。4週間隔で2回、6〜12ヵ月後に追加接種 |
肺炎球菌感染症 |
主として65歳以上の高齢者、
2歳以上の慢性疾患者・脾臓摘出者(予定者) |
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(注1)65歳以上の市民及び、60歳以上65歳未満の方のうち心臓等の機能に身障1級相当の障害をお持ちの市民には補助金がおりるため、1,000円の負担金でうけることが出来ます。ただし、対象者のうち、生活保護受給者及び、市民税非課税世帯の方は、接種時に医療機関窓口で証明書等を提示すれば、料金は免除されます。接種時期は10月下旬〜2月末日です。
(注2)B型肝炎母子感染防止事業による。
※定期の予防接種で接種対象の年齢を越えている人は任意の予防接種になります。
緊急接種
麻しん・水痘は感染者と接触してから72時間以内にワクチンを接種すれば大部分で発症予防が可能と考えられています。 |
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予防接種の接種間隔 |
あらかじめ混合されていない2種類以上のワクチンを接種する場合には、不活化ワクチン・トキソイド接種の場合は、1週間以上をあけます。また、生ワクチン接種の場合は、ウイルスの干渉を防止するため4週間以上間隔をあけて次のワクチンを接種します。ただし、医師が必要と認めた場合には、、あらかじめ混合されていない2種以上のワクチンでも同時に接種を行うことができます。 |
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予防接種を受けることができない人 |
- 明らかな発熱を呈している者
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
- 当該疾病に係る予防接種の接種液の成分によって、アナフィラキシーを呈したことが明らかな者
- 急性灰白髄炎(ポリオ)、麻しん及び風しんに係る予防接種の対象者にあっては、妊娠していることが明らかな者
- その他、予防接種を行うことが不適当な状態にある者
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予防接種を受けるに際し、医師とよく相談しなくてはならない人 |
- 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患及び発育障害等の基礎疾患を有することが明らかな者
- 前回の予防接種で2日以内に発熱のみられた者、又は全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者
- 過去にけいれんの既往のある者
- 過去に免疫不全の診断がなされている者
- 接種しようとする接種液の成分に対して、アレルギーを呈するおそれのある者
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